前回のブログに続いて仕様決めについて書くよ!前回は心構えを書いたから実務を詳しく紹介するね!
まず、一番大事なのは全体のイメージを共有することだね!
リノベネコは3Dパースをつくって、大枠のイメージの認識を合わせた上で詳細決めをしているよ!
ヒアリングしたものから、ある程度こちらでイメージを固めておいて具体化して見せてあげるのが肝だね!
3Dじゃなくても、イメージ写真やスケッチなどビジュアルで共有するのが認識のズレが生じにくくなるよ!
リノベネコは詳細を決めるとき、工種事にまとめながら考えているよ!
決めることを事前にリストアップして、漏れがないように打ち合わせをしていくよ!
いかに準備をして臨むかが仕様決めの明暗を分けるよ!
【木工事に関して】
造作関係の詳細をつめるよ!
カウンターや棚・家具をつくったり、腰壁をつくったりする際の高さや奥行、材質などを決めていくよ。
可動棚なのか固定棚なのか、棚受けの色はどうするか・・などなど実際に現場に入った時に、材料を発注して作業が出来るようにつめていくよ。
特に置きたいものが決まっているところは念入りに寸法を決めて設計していくよ!
また、間取りで大体の平面図は出来ているけどお部屋の広さや廊下の幅など壁のラインも実際に決めていくよ!
平面図の造作するところに番号をふって1つずつ決めていくと漏れが出ないよ!
①奥行は?棚は何段?可動棚のレールの色は?材質は集成材で良い?
②枕棚の高さは?ハンガーパイプは一本?
③
・・・
等々
これらは、平面図や展開図、詳細図に反映をしていくよ!
【建具工事に関して】
ドアのメーカーや種類、造作の場合は姿図を描いたりするよ!
ガラスの有無や色などはもちろんこと、取手や引手の色、形状・鍵の有無。
戸当たりはどこにつけるか?等々決めることは結構多いよ!
ドアは開き勝手によっては何かと干渉してしまう(例えばエアコン、分電盤、カーテンレール、梁等)ことも多いので開き勝手も慎重に考える必要があるよ!
建具表をつくって管理することが多いよ!
【設備工事に関して】
住宅設備の仕様を決めてもらうよ!
キッチンやお風呂、トイレだね!
これは実際ショールームで見てきてもらって、希望のプランをメーカーにつくってもらうよ!
こんな感じのシートや図面、見積もりが出てくるよ!
間違えが無いように発注しないといけないから、オプションや変更などの管理はこのプランシートを更新して管理していくと良いよ!
【電気工事に関して】
電気配線図をつくって、スイッチの位置やコンセントの位置を決めていくよ!
一から決めていったらすごい時間がかかってしまうので、まずはこちらで案を出して変更したい箇所や追加したい箇所を見てきてもらうよ!
特に注意が必要なのは、キッチンの家電収納や書斎だよ!棚や机に合わせてコンセントの位置や高さを設定しないといけないよ!早めにどんな棚を置くか・・・など決めておく必要があるね!
あとはインターネットのモデムをどこに置くかをしっかり話しておくと配線がごちゃごちゃしないで済むね!
同時に照明器具リストも作成するよ!これもイメージを共有して一度提案をすると進めやすいね!
【内装仕上げに関して】
床の色や壁の色、どんな材料をつかうのかなど決めていくよ!
その他、窓まわりの仕様も決めていくよ!カーテンなのかブラインドなのか。
とにかく・・・種類が多いよ!!!!!!!!!!!!!!
お客さんのやりたいイメージからこちらである程度候補を絞っておいて選んでもらう方が進んでいきやすいね!
実物サンプルをとってすり合わせをすることが大切。
特に色はカタログで見るのと実物の印象が全然違ったり、大きな面積になると薄く見えたりするから要注意だよ!
お客さんによって、すべての可能性をみたい人もいるから、WEBカタログのURLを教えてそれを見てもらって気になるものをサンプルとるよ!
例えばSANGETUのクロスのWEBカタログはこんな感じ。
https://contents.sangetsu.co.jp/digital_book/reserve18/?_ga=2.250018950.1212936341.1582204872-80621017.1561529641
お客さんの中には内装に凝っていて、ここから話を始めたがる人もいるけど、内装仕上げ工事は最後の最後!
材質やどの商品をつかうかはある程度決めておいて、色のバリエーションは最後でも間に合うよ!
優先順位は木工事や、電気配線、設備だね!
内装仕上げは仕上げ表をつくってまとめることが多いよ!
ざっとあげただけでも、こんなにボリューミーだよ!
大枠のイメージ、やりたいことの共有 → それに合うものをこちらで提案 → 決定
という流れがとても重要だよ!
的外れな提案をしても、お客さんは『何かちがう・・・』となって悩んでしまって決まっていかないから、やはり『ヒアリング』と『イメ―ジ共有』がとても重要なことが分かるね!