もっと知りたい設計デザインの仕事!~現地調査マンション編~

スポンサーリンク

前回のブログではリノベーション設計・デザインのお仕事の流れをお話したよ!
今度はより実践の中身をお話するよ!

まず、案件が決まったら現地のお部屋の調査をするよ!
既存の状態の図面を起こして、それを元にプランをたてていく大切な工程の一つだよ!
(リノベネコはマンションの居室のリノベを担当することが多いのでマンションのお話が多くなるのはご勘弁だよ!)

マンションの場合、『竣工図』というマンションが建った時の図面があるよ!
大体マンションの管理室に置いてあるよ!
竣工図には、お部屋ごとの間取り・寸法の書かれた平面図や、スイッチやコンセントの位置が書かれた電気配線図、給排水の経路がかかれた衛生設備図、キッチンや洗面所の換気扇がどこに出ているかなどがかかれた換気設備図等々があり、それを参考にどんなプランニングをしていけるかを検討していくよ!
出来ればあらかじめ竣工図をみておいて、それを念頭においた上で実際の状態をみていくのがオススメだよ!


現地調査は大体2~3人くらいで一緒にいって一気に見ていくことが多いかな!
場合によっては、前の売り主さんが住んでいる中での現調もあったりしてすごい気まずいよ!

調査内容は、お部屋を一通り採寸したり、構造体の梁・柱型の位置を見ておくことも大切だよ!
点検口があればそこから給排水がどんな風に流れているかを見たり、換気扇のダクトがどこに抜けていっているか、壁や床の下地や仕上げがどうなっているか、分電盤の位置はどこにあるか等々をチェックするよ!
沢山写真をとるのは鉄則だね!

竣工図に記載している事と実物が違う事もあるし、途中でリフォームが入っているお家だとなかなか全容がつかめなかったりするから要注意だよ!
例えば、床材の張り替えをしているお家は、元々の床の上に貼っている(上貼り)の場合もあって、それが何重にもなっているケースもあり、解体費や処分費が余分にかさんで後からお客さんに金額を請求せざるを得なかったりするよ!

『実はこういう配置プランは出来なかった』

『解体してみたら既存がこうなっていて予算が大きくかかる』

こういったことは仕方がない場合もあるけど、お客さんもがっかりで避けたいところだよね!
なるべく予測をした上でプランを進めていきたいよね!

お部屋の採寸の他に現地調査で大切なのは、駐車場はあるか、資材などの搬入はどこからするのか、工事をやっていい時間は?等々、工事に対してのマンションのルールを確認する事だね!
駐車場が使わせてもらえるかどうかでお見積りも変わるし、マンションによっては養生(共用廊下やエレベーターを保護するプラスチックの板やビニールシートのこと)を1日ごとに貼ってはがして下さい・・というところもあるよ!

そういった事を管理人さんにしっかり確認しておくことがこれからスムーズに工事を進めていくにあたって、とっても重要なことになってくるよ!

そこで管理人さんがどんな人かもチェック!チェックだね!
工事中、指示を仰いだり協力してもらうことが沢山あるよ!管理人さんとは仲良くなっておくにこしたことはないよ!