リノベネコ的間取り論

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前回のブログでは、リノベーションのスピード感の中でいかにお客さんと一緒に間取りをFIXしていくかについて書いたよ!
まだまだ間取りのは分からないことや悩むこともたくさんあるけど、リノベネコ的に間取りをつくる時に大事にしていることを書くよ!

間取りの肝は・・・・

動線!
水回りの位置・向き!
光がまわり、風が抜けていくか!

だとリノベネコは思っているよ!

【動線】

リノベネコが好きな本に『デザインの輪郭』があるよ!
これは無印良品なども手掛ける日本のプロダクトデザイナー深澤直人さんの本だよ!

その中で『あなたたちの、デザインがよいと思える感覚は~中略~日常であなたが感じていること、例えば靴がすっと履けたとか、そうゆうことがあなたを幸せにするんじゃないの?』(TOTO出版 デザインの輪郭 深澤直人162ページから引用)という一文があるよ!

リノベネコはこの部分がすごく良いと思っていて、設計デザインの間取りもこれと同じだと思っているよ!

普段の生活の中でストレスなく、行きたいところにいける。
ドアの開け閉めが楽。
無理のない段差。
視線の先に圧迫感がない。

などなど!
特別面白い間取りではなくても、日々の生活の中で『あぁ、なんだか過ごしやすいな』と思えれば、家がもっと好きになると思っているよ!

家に帰ってまずはどこにいく? 洗面所で手を洗う? クローゼットに服をかける? 書斎にバッグを置く?
行動を探りながらどんな動線があれば生活がしやすいかを考えるよ!

【水回りの位置・向き】

これはどちらかというと、既存のお家の条件の中で、いかにお客さんが希望している気持ちの良い家にすることが出来るか・・・という検証になってくるよ!
特にマンションは排水の位置が決まっているから、大幅に水回りを動かしてしまうと排水の経路が長くなって最悪の場合途中で詰まってしまったり、排水の勾配を確保するために床の高さがどんどんあがるよ!
キッチンも排水の状況によっては対面に出来ない場合もあるから、まずは現地調査でしっかり確認をして、どんなことが出来るのかを把握する必要があるよ!

この限られた中で考えるのもなかなか面白いよ!トイレの位置は動かせないけど向きは変えられる。そうするとこんな通路が生まれる。
洗面所は本当に脱衣場にあるべき?思い切って廊下におしゃれな作り付け洗面をつくったらどう?

ここは腕の見せどころだね!

【光がまわり・風が抜ける】

リノベネコ的にはこれが一番大事。

やっぱり生き物は心地の良い光がある場所に長くいたいよね!
壁に囲まれた玄関より、リビングの窓の明かりが少しでも入るだけでも印象が全然違うよ!

また、風通しは建物を長くつかっていく上で本当に大切だと思うよ!
日本のマンションは玄関が入って左右に個室。水回りが廊下にあって、LDKがある・・・みたいな家が多いよね!
そうなると玄関側の個室がこもってカビっぽくなるよ!
防カビの壁紙を貼ったり、珪藻土を塗ったり、色々なカビの対策は出ているけど、一番は『風通し』だよ! 家の中がしっかり風が通る間取りにしてあげることは、これからの快適生活のとても大事な部分だと思うよ!

リノベネコはこんなことを意識してやっているよ!
皆のこだわりも聞きたいな~!