マンションリノベの現場監理ってこんなことやる

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マンションリノベーションの設計は『現場監理』までやることが多いとお話したよね!

どのくらいの頻度で現場にいくかという仕事のボリューム感は以前書いたから、今回はもう少し業務内容を書こうと思うよ!

基本的な指示の体系は
『職人さん ⇔ 現場監督 ⇔ 設計 ⇔ お客様』の場合が多いよ!
これを飛び越えてお客さんが勝手に職人さんへ『こうしてほしい』と指示を出してしまったり、監督を飛び越えて設計が職人さんにお願いしてお金で揉めてしまったり。
トラブルをさけるためにもこの体系は意識しながら進めていきたいね!

1.現場からでた図面の通りに納まらないところをお客さんと協議

この作業が一番ボリュームが多いかな。
リノベの現場だと配管や躯体、既存状況から解体してからプランの変更を余儀なくされるパターンもあるよ!
現場から上がってきた変更点をどう納めるか協議して、お客さんと相談決定していくよ!
場合によっては金額が変わったりもするよ!お客さんに追加金額の話をしなければいけないのはかなりの心の負担あり!なるべく予想をしておきたいところだね。
現場中はすぐに決めないと工事が止まるから結構慌ただしいよ!

調べものが多いと半日手が止まったりするよ!

2.図面の通り施工が進んでいるかチェック

これも重要。
人がやることだからね。ミスはでるよ!
リノベネコはどんなに信用できる職人さんでも、誰も信じない気持ちでチェックするよ!

早めに気がつかないと、是正するのに大ごとになるからこまめに図面と照らし合わせようね!

特に後から大変なことになるのは、

設備配管はしっかり繋いでる?勾配はとれてる?不備はない?
電気配線は必要なところに配線されている?
指定した通路幅で壁は立ってる?
棚やカウンターの高さはあってる?

等があるよ!

3.現場監督や職人さんと詳細納まりの確認

図面に描ききれていない細かいことや、固定の仕方など納まりを考えるよ!
例えば玄関の巾木はどう見せるか、カウンターのチリはどのくらい出すか…などマニアック!
でもこだわればその分きれいな納まりになるよ!

4.自社発注や施主支給品の整理・手配

材料の発注は基本的には現場監督さんがやるんだけど、会社によって設計が一部の商品を手配する場合もあるよ!
キッチンやお風呂の場合は現調日を調整したり、フローリング等の場合は足りなくなって現場が困らないようにしっかり数量を確認して発注する必要があるよ!
間違えたら損失になってしまうので結構ドキドキするよ!

あとは、最近増えているのは『施主支給』だね!
ネットの普及でお客さん自身が建材を購入できる世の中なので、場合によってはお客さんで手配してもらう事があるよ!
その場合、商品が入るか見てあげたり、結局受け取りは現場の人にやってもらったりするから、その辺りの調整費として少し費用をとっている会社もあるよ!

5.近隣、管理組合対応

工事中の騒音や、 駐車場の使い方が悪い場合は近隣の方や管理室からクレームがくるよ!
それを監督に伝えて指導するのも、設計監理の役割だったりするよ !

6.工程監理

工程表は基本現場監督がつくるし、 管理するよ!
設計はちゃんと工程表通りに進んでいるか確認し、遅れている場合はどう挽回するかなどを話し合うよ!
また、お客さんに要所要所で現場にきてもらって、様子を見てもらうスケジュールを調整したりするよ!

また、工事の終わりが見えてきたらお引っ越し日の案内などもするよ!

7.各種検査の手配、対応

会社にもよるけど、中間の検査があったり完了の検査があるよ!
それの準備や手配をしたり、何か是正工事がある場合は現場監督さんにフィードバックするよ!

なんか書き出してみたら結構やることあった。
会社の方針によってもその他違うことをする場合もあると思うけど、大体こんな感じのことをするよ!