こんにちは!
リノベネコだよ!
コロナの影響でお出かけもなかなかしづらく、テレビをつければ不安なニュースばかりの中追い打ちをかける暗いタイトルでごめんねww
今回はリノベネコが体験した強烈マンション管理組合のエピソードをお話するよ!
この時は滅入ったけど、その分、身を挺して得たものもあるから読んでみてね!
とあるマンションの1室のリノベーションを担当することになって、いつものように管理室にマンションのルールなどを聞きに行ったよ!
リフォームが多かったり、リノベーションを経験したことのあるマンションは工事の実施時間や搬入経路、養生の方法等々しっかりルールがあってその中で工事をさせてもらうよ!
今思うとこれが最初の躓きポイントだったよ。
このマンションはあまりルールがなかった。。築35年だけど、今までは軽いリフォーム工事が主でその程度の工事に対する決まり事程度。
そう・・・教訓になったけど、ルールが曖昧なマンション程揉めやすいよ。
管理人さんに、ルールを聞いても『よくわからない』という返答。
ただ、もうお客さんは購入しているしリノベするしかないから、
スケルトンリノベーションをすること。配管や配線なども含めすべてを新しくするし、大きく間取り変更をする大規模な工事なので、工期も3か月くらいかかること等伝えたよ!
『そんなにかかるの?!』と言われたけど、1度は飲み込んでくれた。
ただ帰りにかかってきた1本の電話。
これが・・・戦いの始まり。。
『リノベネコさんね。やっぱり今までの経験上3か月というのはあり得ないから、1.5か月でやってくれる?』と。
ん??
リノベーションって、
『スケルトンに解体 → 先行配管・配線 → 木工事 → 仕上げ工事 → 器具付け → 検査 → 是正工事』
という流れがあるし、工事中何があるかわからないからそのリスクも考慮して、リノベネコがいた会社は平均して3か月の工期をとっていたよ。
それって、特別長いわけではなくて・・・。
他社の工期もリサーチしてみたりしたけど、大体こんな感じのところが多いよ。
それを1.5か月でやれという事は、
・そもそもスケルトンにしてのリノベーションが出来ないかも知れない
・施工性の良いものや手間がかからない建材を選んでもらうなど、プランに制限が出る
・1.5か月で出来る工務店を探さないといけない
ということになるよね。これって、自分の好みにリノベが出来ると楽しみにしていたお客さんからしたらかなり悲しいことだし、場合によっては契約と違う!となってしまうよね。
そもそも管理規約に明確に『リフォーム工事は1.5か月で終わらせること』と明記されているわけではなくて、
管理人さんの感覚でものごと言っているからおかしいよね。
これはまずいと、会社の上司とも相談し大元の管理会社に電話してそちらの担当者に連絡をとったよ。
こいつが!!!!!!!!!!
すべてを狂わせる張本人となるのだった・・・・・・・・・・
管理会社担当者Hさんから『特にカチッとしたルールがないので一度マンションの理事会に参加してもらって、住人さんに説明してもらえませんか』という話をもらったよ。
実はこれはよくある事で、管理会社はあくまでマンション管理がうまくいくようにお手伝いする立場で、住人さんと業者や専門家との間に入って調整をしたりするよ!
実際にルールの決定権はもっていなくて、最終決定権は住人から成る『管理組合』で決定することになっているから、そこで説明をして承認をもらったりすることはあるよ!
Hさんからの要請で、管理組合の理事会に参加することになったリノベネコ。
先に資料を送ってほしいと言われていたので、こんな間取りでこんな工事をしたいという内容をまとめた図面や、工程表など判断材料になるものをメールで送付。
リノベネコの会社は規模の小さい会社だったから、皆が知っているような大手のリノベーション会社さん達の工期の記載された工事のお知らせなど参考資料も用意したよ!
そして、指定された日に理事会へ!
理事会当日。
住人さんが集まるエントランスホールの外でまっていたら、中の住人さんが気がついて中に入るよう促されたリノベネコ。急に入ってきた見知らぬ人達に怪訝な目をむける住人さん。
リノベネコ(異常に重苦しいこの空気は一体・・・・)
H氏が目を泳がせながら「じゃ・・じゃあ、リフォーム会社さんが今度やる工事の説明したいみたいなので・・、ね?5分くらいでさっとできますよね?お願いします」
その瞬間、住人さんバチキレ。
「は??!!いきなり来てなんだよ??」
「聞いてないよ!!何なの??」
「誰!?今日は決めることいっぱいあるから、こんな時間ないだろ??」
まさに怒号。国会中継かと思ったよ!
リノベネコ『え?Hさん・・・?』
俯くH。 は??
住人「とくにかく話すなら話してよ」
もちろん!先に送った資料がわたっているわけでもなく、仕方なく予備の資料を配るリノベネコ。
リノベネコ『今度このような内容のリノベーション工事をやることになりました。
スケルトンリフォームという大規模の工事で ~中略~ 工期は3か月ほどかかります。
管理人さんからは工事の長さを指摘されたのですが、このように大手含め各社マンションリノベーションの工事は3か月~3.5か月の工期をとっています。
解体してみて予測できないことがあった場合のリカバリーの時間や、お施主さんと確認しながら進める時間もあるためです。
また工程表を見て頂いてもわかる通り、大きな音が出るのは最初の解体。仕上げにいくにつれ、音の負担は少なくなってきます。
お施主様はこれから長くこのマンションに住んでいきたいご希望があります。
その為にも今しっかりリノベーションでメンテナンスしたいと考えております。
皆様には大変ご迷惑をおかけ致しますが、ご検討頂けないでしょうか』
・・・・
住人「そんなのいきなり言われても困る!!!!!!!!!!!今すぐなんか回答できない!!!!!!!!!!」
住「3か月なんて長すぎるだろ??!!なんでそんなにかかるんだよ!」
人「配線工事なんて・・こんなにかからないだろ!!!!!!!!!!!おかしいじゃないか」
じゅうにん「かかったとしても2か月くらいだろ??普通そうだろ!」
ジュウニン「企業努力が足りないだろ!もっと縮めろ!こちらにばかり負担を強いるつもりか!!!!!」
住人「とにかく!!!!!突然きていきなりこんな話するなんてありえないだろ!!!!!!!!!なんて偉そうな態度なんだ!!!!!!」
リノベネコ「・・・え、Hさんから指示をうけて今日きたのですが・・・・・」
住人「え??Hさんそうなの??・・・とにかく!今日は帰ってくれ!!!話にならない!!!!!」
すごすごと帰るリノベネコ一行・・・。
え?こんなに責められるほど悪いことした・・・??
こんなに真っすぐの敵意を向けられたのは初めてだったよ。
そして・・・Hよ・・・・。
ここから、お引渡しまでの長い道のりが始まるのであった・・・・・。
後半へ続く。